地方公務員の給料や年収とは!志望動機の書き方や面接でされる質問はなに?

地方公務員の給料や年収公務員/政治
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「公務員は安定している」とよく言われますが、実際のお給料事情がどうなっているのか、気になりますよね。

市役所で働いた実体験も踏まえつつ、地方公務員の一般行政職(事務職)をメインに、給料や年収、退職金について、具体的な数字をチェックしたいと思います。

あわせて、地方公務員の採用面接で聞かれやすい質問内容や志望動機の書き方、仕事のやりがいや求められる能力、中途採用についても解説します!

 

地方公務員の給料や平均年収はいくら?

 

地方公務員の給料は、所属する自治体や職種、年齢などによって変わるので、平均額を見てみましょう。

総務省が発表している平成31年の「地方公務員給与等実態調査」によると、すべての地方自治体の平均給料月額は、一般行政職で317,775円(平均年齢42.1歳)です。

公務員の「給料」とは、諸手当(たとえば時間外勤務手当・通勤手当・扶養手当・地域手当など)を含めない金額のことをいいます。

諸手当も含めた「給与」の平均は、406,201円(一般行政職)です。

ここにボーナスを加えると、一般行政職の平均年収はだいたい650万円という計算になります。

実際に市役所で働いた経験では、特に若いうちは基本給が低い分、残業代によって給与に差が出ていました。

忙しくて残業が多い月は、通常の手取り額とほぼ同じ金額の残業代が支給されて、明細を二度見したこともあります。

残業がほとんどない部署に配属された同期と比べると支給額にかなりの差があったので、諸手当については、同じ自治体・同じ年齢でも差がつきやすい部分だと思います。

また、自治体の区分によっても差があります。

平均給料月額が高い順から、都道府県>政令指定都市>市>特別区>町村となっています。

どの区分でも、年齢が上がるにつれて支給額も上がっていく、という特徴があります。

 

地方公務員のボーナスや退職金はいくら?

 

地方公務員のボーナスは、夏に「勤勉手当」、冬に「期末手当」として支給されます。

先ほどの「地方公務員給与等実態調査」を見てみると、すべての地方公共団体の勤勉手当の平均額は677,547円、期末手当の平均額は942,603円(一般行政職)です。

民間企業は、業績の好調・不調や個人の成績によってボーナスが大幅にアップダウンすることがありますが、地方公務員のボーナスは比較的安定しています。

地方公務員の場合、ボーナスの計算方法は自治体によって異なるのですが、勤続年数と年齢が大きく関わる点は変わりません。

ベテランになるほど、たくさんのボーナスをもらえるようになります。

公務員の退職金は、「退職手当」として支給されます。

ボーナスと同じ調査資料によると、25年以上働いて定年退職したときの退職金の平均手当額は、22,019,000円です(全地方公共団体・一般行政職の平均)

全職種の平均が21,886,000円なので、だいたい2,200万円前後ということになりますね。

自己都合で退職したときの退職金は、勤続年数や退職時の給料によって計算されますが、定年退職と比べて金額はかなり低くなるので、定年まで働いたほうが有利です。

 

地方公務員は中途採用はある?

 

自治体によっては、中途採用の募集があります。

応募条件は自治体によってまちまちですが、5年程度の職務経験が必要なところが多く、年齢については59歳まで応募可能な自治体もあります。

採用されるには、試験に合格する必要があります。

学力試験・論文試験・面接試験を行う自治体が多いです。

私が所属していた市役所では、民間企業からの転職者は珍しい存在ではなく、係の半分が民間経験者だったこともありました。

ただ、社会人経験者枠の採用人数は少ないので、新規採用枠と比べてどうしても倍率が高くなりがちです。

年齢制限さえクリアしていれば、中途でも新規採用枠で受験できる自治体がたくさんあります。

新規採用枠の年齢上限を30歳前後に設定している自治体が多いですが、もっと高い上限のところもあるので、まずは新規採用枠で受験ができるかどうか、受験資格を確認してみることをおすすめします。

 

地方公務員に求められる能力とは

 

地方公務員にはさまざまな仕事がありますが、そのすべてにおいて必要とされる能力は、コミュニケーション能力です

住民と関わる仕事がたくさんありますし、大きな組織の中で働くには、なくてはならない能力です。

私が所属していた職場でも、活躍していたのは例外なくコミュニケーション能力の高い職員でした。

また、地方公務員には「異動が多い」という特徴があります。

数年ごとに新しい環境で新しい仕事を覚えなければならないため、適応能力と仕事に対する向上心も求められます。

個人情報を扱う仕事がたくさんあるので、正確性も必要です。

ただ、組織で進める仕事が多いので、多少苦手な分野があったとしても、周りとうまくコミュケーションをとれていれば、カバーしてもらえることもあります。

そういう意味でも、コミュケーション能力は高ければ高いほどよいと思います。

 

地方公務員のやりがいについて

 

自分の仕事が何らかのかたちで地域の役に立っている、と実感することができるのは、地方公務員ならではの大きな魅力です。

モチベーションアップにつながり、やりがいを感じることができると思います。

私は民間企業から地方公務員に転職しましたが、民間では経験できないような利益の出ない仕事にチャレンジできることにも、大きなやりがいを感じていました。

また、特に行政職(事務職)は、異動でいろいろな仕事を経験するので、その度に新しい世界を知ることができます。

好奇心をもって仕事に取り組める人にとっては、視野が広がる地方公務員は、日々やりがいを感じながら働くことができる環境だと思います。

 

地方公務員のお仕事の将来性について

 

民間企業のように業績の悪化による倒産・リストラのリスクがあるわけではないため、地方公務員は将来性のある職業だと思います。

もちろん、何をやってもクビにならない、というわけではありませんが、よほどのことがない限り、職を追われる心配はありません。

ただ、地方公務員の場合、自治体によって財政状況が大きく異なるため、注意が必要です。

災害や感染症の蔓延などの不測の事態によって、働き方が大きく変化する可能性もあります。

世の中の変化に対し、適応するスピードが遅くなりがちなのも、地方公務員の特徴だと思います。

公務員だからみんな安泰、というわけではなく、今後は変化に柔軟に適応し、より良い仕事のあり方を見つけて実行する力のある自治体や個人が生き残れる時代になるのではと思います。

 

地方公務員の志望動機の書き方や面接でされる質問とは

 

まず、志望動機はエントリーシートだけではなく面接でも聞かれやすい項目です。

「その自治体の職員になって、どんな仕事がしたいのか」ということをアピールしましょう。

「○○局の○○課で○○の仕事をしたい」など、具体的な名前まで出せるとよいです。

「なぜその自治体を選んだのか?」「なぜ国家公務員ではなく、地方公務員になりたいのか?」ということも、面接で聞かれやすい質問です。

また、学生は、学生生活で学んだことや経験したことについて聞かれやすいです。

社会人は、かなりの確率で転職理由を問われます。

現状の不満ではなく、「こういった仕事をしたいから」という前向きな理由が必要です。

もちろん自治体や面接官による違いはありますが、基本的に地方公務員の面接では、変わった質問が飛んでくることは少なく無難な質問をされがちです。

具体的には、上記のほかに「長所・短所」「頑張って取り組んできたこと」「失敗をどう乗り越えたか」「ストレス解消法」「自己PR」などです。

エントリーシートに書いてあるエピソードの詳細についても聞かれやすいです。

また、「最後に一言」を求められることもあるので、意気込みを語れるように準備しておくと安心です。

 

まとめ

 

地方公務員のお給料事情には、勤続年数と年齢が大きく関係します。

長く働いて経験を積むほど、もらえるお金も増えていくということですね。

また、地方公務員は、「地域のためになる仕事をしたい」と思う人にとって、大きなやりがいを感じられる仕事だと思います。

その自治体ならではの魅力を見つけて、面接でもしっかりアピールしていきたいですね。

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